魚の心理学 【第4限目】なぜ自分だけ釣れなかった?元釣具店員が明かすサビキの謎

こんにちは!福岡県北九州市・門司発のタイラバ・SLJ専門遊漁船 FOLK IN ON(フォークインオン)スタッフのHです😊

全4回にわたってお届けしてきた「魚の心理学」シリーズも、いよいよ今回が最終回となりました!

皆さんは、第1限の冒頭で少しだけお話しした、私が初心者だった頃の「苦い思い出」を覚えていますでしょうか?

意気揚々とサビキ釣りの道具を一式揃えて海へ出かけたものの、隣のおじさんはポンポンと3匹掛けで釣っているのに、私のウキだけはピクリとも動かず、ただただ波間に揺れているだけ……。結果、周りが爆釣する中、自分だけ見事にボウズ(全く釣れないこと)を食らったという、あの悲しい経験です。

「なんで私だけ釣れないんだろう…運が悪いから?」

その日は帰り道でかなり落ち込んだのですが、元釣具店員として知識を蓄え、釣りへの理解が深まった今なら、その理由が痛いほどよくわかります。

今回は総復習として、「あの日の私がなぜ釣れなかったのか」を、これまで学んだ魚の心理学で振り返ってみたいと思います。あの日の敗因は、「運」だけではないということが今なら分かります。

あの日のサビキ釣り、海の中の魚視点で振り返る

もし当時の海の中が透けて見えていたら、魚たちにはこんな風に見えていたはずです。これまで3回の授業を思い出しながら、私の「ダメダメな釣り方」を解剖してみますね(笑)。

  • 警戒心の心理学(第1限目)を無視していた
    毎日多くの人に狙われる防波堤や釣り堀の魚は、私たちの想像以上に警戒心が強くなっています。当時の私が使っていたのは、何の考えもなく釣具店でなんとなく買った一番太くて頑丈な「初心者向けオールインワン仕掛け」でした。(針や糸の号数さえ分からなかった当時の私・・・💦)今思うと糸は太く、針についたピンクのスキンも不自然に大きかったはず。 魚からすると、「ん?なんか見慣れない極太の糸が見えるぞ…怪しすぎる!」と、完全に警戒アラートが鳴っていたことでしょう。
  • 住環境の心理学(第2限目)をわかっていなかった
    魚は潮の流れ、水温、地形によって、居心地の良い深さ(釣り用語で「タナ」と言います)をコロコロ変える習性があります。
    私はその日、ただ闇雲に仕掛けを海の底まで沈めて、ひたすら待っていました。もしその時、魚たちが「今日は中層(真ん中あたり)の温度が気持ちいいな〜」と泳いでいたとしたら?私の仕掛けは魚の視界にすら入っていなかったことになります。
  • 食欲の心理学(第3限目)を観察していなかった
    魚にもその日ごとの「今日の気分(食べたいもの)」があります。周りで釣れている人がどんな色や動きの仕掛けを使っているかを観察せず、「この仕掛けを置いておけば釣れるはず!」という自分の思い込みだけで釣りをしていたのが、振り返ると一番の反省点です。これでは、お肉の気分の相手に無理やりサラダを出しているようなものです。
📍豆知識:あの日のサビキで出会っていた(はずの)魚たち

少し話が逸れますが、サビキ釣りでよく出会うことになる魚についても触れておきますね。

サビキ釣りは、撒き餌に寄ってきた魚を疑似餌の付いた仕掛けで狙う釣り方で、主なターゲットはアジ・イワシ・サバなどの小型回遊魚です。アジは体長5cmほどの豆アジから20cm前後の中アジまでがサビキ釣りの主な対象になります

また、アジは初夏から秋にかけての高水温期に堤防などへ回遊してくる魚で、日中よりも朝夕の時間帯に浅いタナへ浮いてきやすいと言われています。当時の私が「あれ、全然反応がない…」と焦っていたのも、時間帯やタナの合わせ方に工夫の余地があったのかもしれません。

こうして振り返ると、サビキ釣り自体はとても手軽で家族連れにも向いた入門編の釣り方です。ただ「魚のいる層・時間帯を見極める」という点では、実は船釣りの魚の心理学と地続きの奥深さがあるのです 。

▶サビキ釣りで使われる仕掛けや対象魚についてもっと詳しく知りたい方は、国立研究開発法人 水産研究・教育機構の情報も参考にしてみてください。

海釣りは「運」じゃなく「謎解き」だった

タモに入った大漁のアジとメバル

こうして振り返ってみると、釣れなかったのには明確な理由があったんですよね。「運が悪かった」のではなく、「相手(魚)の気持ちを想像する」というひと工夫が足りなかっただけなのです。

相手魚)の気持ちを想像し、環境を読み、仕掛けを工夫する。海釣りは運任せの部分もありますが、それだけでなく「魚との知恵比べ・謎解き」を楽しめるものだと知ってから、釣りがぐっと面白くなりましたよ😊

FOLK IN ONの石田船長が力になれること

「とはいえ、初心者が海という大自然を相手に、魚の気持ちを読むなんてハードルが高すぎる…」そう思われるかもしれません。

でも、ご安心ください!だからこそ、私たち遊漁船の出番なのです✨

FOLK IN ONの石田船長は、長年の経験で関門の潮と風を読み切る実務の専門家です。 私たちのメインフィールドである関門海峡は、最大10ノット超(時速約20km弱)ともいわれる猛烈なスピードで潮が流れる場所。実は、日本三大急潮の中で3番目にあたるという、全国的にも非常に珍しい激しい海域なのです

そんな難易度の高い海でも、石田船長はその日の潮の動きや風を見極め、「今日はこの地形の、この深さに魚が集まっているはずだ🐟」という最適解のポイントへ船を進めます🚢

魚の心理学 ミニ用語集

用語意味
タナ魚がその時々でいる水深の層のこと。「居心地の良い階数」のイメージ。
待ち伏せマンション潮の流れが速い場所で、魚が岩陰やカケ上がりなど流れの緩む場所に身を潜めて餌を待つ様子のたとえ。
マッチ・ザ・ベイトその日・その場所で魚が実際に捕食しているエサの種類や大きさに、仕掛けの色や動きを合わせること。
ネクタイタイラバ仕掛けの疑似餌部分に付けるヒラヒラしたシリコン素材(カラーは黒・赤・オレンジ・チャートなど)。

魚の心理学シリーズ 全4限のまとめ

テーマひとことポイント
1限目警戒心の心理学人に狙われ慣れた魚と、そうでない魚とでは警戒心が違う
2限目住環境の心理学魚は潮流や地形によって居心地の良い場所(タナ)を変える
3限目食欲の心理学魚には「今日食べたい物」があり、仕掛けを合わせる工夫が要る
4限目
(本記事)
総復習過去の失敗を、心理学的な視点で振り返る

よくある質問

Q. サビキ釣りの経験しかないのですが、タイラバは全くの未経験でも大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です。タイラバは船長がポイントまでご案内するので、仕掛けを海底まで落として巻き上げる基本動作を覚えていただければ、未経験の方でも楽しんでいただけます。

Q. 道具は何も持っていないのですが、レンタルはありますか?
A. はい、タックル一式のレンタルをご用意していますので、手ぶらでのご乗船も可能です。
 お土産(魚)持ち帰り用のクーラーボックスと氷をご準備くださいね。
 ▶詳しい持ち物は乗船ガイドもご一読ください🚢

Q. 子供も一緒に乗れますか?
A. はい、小学校1年生から乗船可能となっております。桜マーク付きのお子様用ライフジャケット(レンタル)もご用意していますので、ご家族での乗船も歓迎です。

まとめ:一緒に関門海峡の謎解きへ

あの日の私のように「なんで自分だけ釣れないんだろう」と思う必要はありません。釣り道具を持っていなくても、知識がゼロでも大丈夫。FOLK IN ONには扱いやすいレンタルタックルもご用意していますし、船長が状況に合わせてサポートします

ぜひ、関門海峡での「謎解き」に出かけてみませんか?マダイたちとの知恵比べ、きっと楽しんでいただけると思います。スタッフ一同関門の海でお待ちしています😊🎣✨

釣り初心者の一般教養🔰

▶第1限 警戒心の心理学を読む ▶第2限 住環境の心理学を読む ▶第3限 食欲の心理学を読む

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